e-Taxの導入~「電子申告開始届出書」編
平成30年度税制改正により、資本金の額が1億円を超える大法人は、電子申告が義務化されることとなりました。施行は、平成32年4月から始まる事業年度分からです。
電子申告を義務化したうえで、添付書類等については、光ディスク等により提出することとされており、国税局もやっと重い腰を上げて、ペーパーレス化に本腰を入れた形のようです。
その電子申告、国税はe-Taxというシステムで、地方税はeLTAXというシステムです。
私は、どちらも使っておりますが、新しいパソコンにこのe-Tax導入するのに多少手こずりましたので、記録しておきます。
e-Taxを導入する前に、「電子申告開始届出書」を提出しなければならないのですが、これがオンラインで提出できます。紙で提出すると最低1週間ほどかかるそうなので、ぜひオンラインで手続きしたいところです。
「電子申告開始届出書」提出については、国税庁HPのe-Taxページのとおりなのですが、
1.まず、パソコンの利用環境を確認。
推奨環境として、以下の環境が挙げられております。
- OS:Windows7以上、
- ブラウザ:Internet Explorer11(ブラウザは32bitを利用)※Microsoft Edgeでは利用不可。
以上を踏まえたうえで、
2.ルート証明書・中間証明書のインストール
3.信頼済みサイト登録とポップアップブロックの許可サイトの登録
上記の手続きを行ったあと、やっと「電子申告開始届出書」作成画面へと移ります。
が、届出書の選択ページを何度クリックしても「DNSサーバーは見つかりませんでした」のエラーが。
上記の1は当然満たしているし、2と3を何度も確認して、Internet Explorerのインターネットオプションから、64ビットで接続しないように設定を確認しました。が、だめでした。
最終的に、ウイルス対策ソフトのファイアウォールを一時的に「無効」にしたうえでアクセスしてみると、やっとその「電子申告開始届出書」作成画面にアクセスできました。
ところが、土曜のお昼にアクセスしたのですが、「ただいまの時間は利用可能時間外です。」とのことで、今の時期は平日しかアクセスできないそうです・・・(THEお役所仕事)
個人確定申告期間(2/16~3/15)は、24時間いつでも受付可能だそうです。
e-Taxの画面は障害が発生していることも多いようなので、国税庁HPの「運転状況」のページで随時確認したほうがよさそうですね。